「素通り禁止!足利」で思うこと。シティープロモーションの在るべき姿って何だろう

素通り禁止!足利」は、2017年1月からはじまった足利のシティープロモーションキャッチコピーです。最近リリースされたこのキャッチコピーの使い方は難しいなと思いながらFacebookフィードやTwitterタイムラインなどを眺めてます。

「足利にはこんなに良いところがあるのにおまえら素通りかよ」という風にも読めるので上から目線。足利人のプライドの高さが醸し出されています。キャッチコピーとして否定形を使うのはありだと思います。地方創生でうんざりするほど目にするゆるふわ系表現よりよっぽど良いです。これだけを見ると「あ、面白いところをついてきたな」と。

ただ、否定表現なのでどうでもいい写真にハッシュタグを付けてシェアされてもその投稿を見た人は「・・・で?」で終わってしまうような気がします。息を呑むような素晴らしい風景、思わず食べたくなるような料理、楽しそうに暮らす足利の人々の写真など、プロもしくはプロ級のアマチュアが手がけたクリエイティブなものにハッシュタグをつけてSNSで拡散させるのは良いと思いますが、素人に使わせる飛び道具としてはどうなんでしょう。この街をどうしたいか、この街の市民にどうなって欲しいかのメッセージが見えてこないと思います。とにかく「素通り禁止だよ、足利」としか伝わらないのではないでしょうか。

同じ栃木県宇都宮市のキャッチコピー「住めば愉快だ宇都宮」に比べて汎用性の低さも気になります。宇都宮は「〇〇〇愉快だ宇都宮」として頭に色々なキーワードを入れることができます。例えば「読めば愉快だ宇都宮」「飲めば愉快な宇都宮」などです。

足利だと横展開の方法はどうなるんでしょうね。「〇〇〇禁止!足利」が考えられますが、〇〇〇の後に来るのが否定表現なので使い勝手が微妙。否定表現はSNSで拡散され周知されやすいですが、その先が難しいのは「保育園落ちた。日本死ね」に通ずるところがあると思います。このような表現が増えると「禁止だらけの街、足利」になると思うのですが、それは歴史と文化の街を自称する足利にとって良いことなのでしょうか。

それじゃどうすれば良いか

  1. 「この街をどうしたいか、この街の市民としてどう在りたいか」を考え「素通り禁止!足利」に絡めていく。新聞報道をはじめとして取り上げられているので「旬」であることは確かです。乗るしかない!このビックウェーブに。「〇〇〇禁止!足利 ~サブメッセージ~」や「〇〇〇禁止!足利 ~サブメッセージ~」という形で地域で活動している団体などが「うちは〇〇をやっている。うちには〇〇があるから寄って行ってよ!」とPRする。
  2. 残念ながら現状SNSで共有されている素通り禁止ハッシュタグの写真、投稿の多くは素通りされてしまう内容です。「素通りさせない写真講座」「素通りさせないライティング講座」「素通りさせないSNS講座」などを開くことで市民・個人店・企業の情報発信の質を高める。
  3. 「素通りされてしまう実態調査」を行う。なんとなく「足利は素通りされちゃうよね」というのは多くの人の共通認識ですが、実際に「なぜ素通りされてしまうのか」というデータは私の知る限りありません。4月、5月の大藤で賑わうあしかがフラワーパークに来場する観光客にアンケートもしくはインタビュー調査。データに基づいた「素通り禁止」対策を今後行うことができます。調査をきっかけに観光客に接触することで「へー、そんなところあるんだ」とあしかがフラワーパーク以外にも言って貰えるプロモーションも兼ねられる一石二鳥では。

足利がはじめたことでシティープロモーションに興味を持った方は、東海大学の河井孝仁先生の著書がおすすめです。先生の専門は行政広報論、シティープロモーション。以前、足利市役所でも講演をされました。著書には他の地方の事例(宇都宮市、鯖江市、流山市など)を絡めつつ、分かりやすく書いてあります。河井先生は、コムラボがお世話になっている法政大学の藤代裕之先生(ジャーナリズム論、ソーシャルメディア論)が運営されている日本ジャーナリスト教育センターのフェローもされており、私が2016年に参加したジャーナリストキャンプ石巻の事前準備会でもアドバイス頂きました。

河井先生は「シティープロモーションでまちを変える」の中でこのように書いています。

シティープロモーションは、地域(まち)を変える力を持っている。
地域(まち)を変えるのは、地域(まち)に関わる人々である。地域(まち)に暮らす人々が、離れていても地域(まち)を想う人々が、それぞれの場で幸せに暮らし続けるために、地域(まち)を変えていく。
そのためにシティープロモーションはある。
シティープロモーションは、地域(まち)を真剣(マジ)になる人が育つしくみである。

「素通り禁止!足利」のシティープロモーションがはじまったことは良いことだと思います。行政主導でやるだけではなく、これをきっかけにまちを知り、まちをどうしたいか考え、足利の未来を共に創るために真剣(マジ)になってみませんか。

「iPadで映像を作ろう in 足利」を開催しました

柏から株式会社InnovationPowerの宮島 衣瑛さんたちを講師としてお招きして小学校4年生以上を対象にした「iPadで映像を作ろう in 足利」を開催しました。

午前は座学+撮影準備、午後は撮影、編集、発表というスケジュール。5班に分かれて行いました。鑁阿寺周辺と中橋周辺で撮影したのですが、編集した動画を見ると切り口が全然違って興味深かったです。鑁阿寺に行ったのにお寺を撮らない班もあったし(笑)

年間を通してやりたいよね、とコムラボメンバーの茂木さんと話していたのですが、課題はお金。今回はテストという形で行ったので赤字分はコムラボが補填しますが、これを続けるのは無理。

「足利の子どもたちに学校では学べない経験を」という形で企業協賛を募るなどちょっと考えてみようかなと思ってます。

「君の名は。」をユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかがで見てきました

なかなか時間が作れず、ようやく「君の名は。」を見ました。長女、長男、次女、同伴。長男は妖怪ウォッチが気になるようでしたw

「彼女と彼女の猫」からの新海誠ファンとしては、大作映画の製作システムになって新海節はどうなるのか心配でしたが、それは要所要所にあって楽しめました。子どもたちと一緒に行きましたが泣いた。おすすめです・・・って、もう累計1500万人以上が見てますがw

世界観はありつつも登場人物のストーリーを広げない。彼と彼女の視点でしか物事を書かない、それだけに107分を費やすという選択と集中が新海監督には合っているような気がします。世界観の描写は登場人物を描こうとして収まらなかったのが「星を追う子ども」なのかなと。

新海監督は彼氏彼女未満の「距離による断絶」を「雲のむこう、約束の場所」で描き、「自分たちでは抗えない断絶」を「秒速5センチメートル」で描き、「時間による断絶」を今回の「君の名は。」で描きました。次の作品だと何になるんでしょうかねぇ・・・。ここまで売れちゃったし、次で結果を出せるかが気になります。

その交流会、本当に必要ですか?

「地域の様々な人たちを巻き込んで」と嬉しそうに言う人たち | 長田英史|場づくり® | note
NPOや市民活動、地域活動の世界でよく使われる、「地域の様々な人を巻き込んで…」というフレーズがあります。「地域の様々な人たちを巻き込んで、お祭りを開催しました」「地域の様々な人たちを巻き込んで、どんどんつながりが出来ました」こんな風に、たいてい肯定的に使われます。「地域の様々な人たちを巻き込んで」成功した例は、たくさんあります。僕自身、そういう動き方をしたこともあります。ただ、僕はこのフレーズがあまり好きではありません。「様々な人たちを巻き込んで」ということを肯定的にとらえているのは、「巻き込んだ側の人たち」ではないかと思うからです。NPOは“善いこと”をしていると思う?いくつかの大

大勢集まって盛り上がるのも楽しいですが、見るべきものは盛り上がりではなく、本質です。あなたがやろうとしていたことは、その盛り上がりのなかで、本当に達成されていますか?

 

コムラボが毎月やっていた交流会、名刺交換会をやらなくなったきっかけはこれが理由です。

毎月交流会を続けても、Facebookで知り合いが増えて、盛り上がったと錯覚するような写真をペタッとタグ付けして終わり。そこに生産性や未来につながるようなことはないと思うんですよね・・・。ただ単に集まるのではなく目的意識を持ったプログラム作成が必要なんだと思います。

大分視察旅行へ行ってきました


大分県への2泊3日の視察旅行から帰ってきました。きっかけは今年頭まで足利に住んでいた大分県出身の曽根田くんです。(写真左手前)

最初はふっこう割で安く行けるぞ!2016年後半戦も頑張ろう、温泉に入って英気を養おうみたいなノリで7月に申し込んだのですが、人のつながりで曽根田くんが生まれ育った大分県佐伯市内を回り、立命館アジア太平洋大学、別府市役所とギュウギュウにスケジュールを詰め込むという・・・。曽根田くん、色々ありがとう!

7月に行ったカリフォルニアもそうでしたが、どこかへ行こうとすると人のつながりのおかげであれも見てみたいこれ行ってみたいと予定を組むのでコムラボは慰安旅行ができない団体なのかもしれない。

やりたいこと、やらなきゃいけないことを淡々とこなしていきますかねー。

カリフォルニアでGoogle Carを発見!

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生で見たのはじめて!Google セルフドライビングカー。

旅行中、何台かとすれ違いましたが他の車と一緒に普通に走ってました。

自動運転が一般化すれば自動車免許はいらなくなるし(教習所がいらなくなる?)、任意保険の在り方も変わってくるし(損害保険会社のビジネスモデルが変わる?)、飲酒運転もなくなるかもしれない(代行がいらなくなる?)。

自分たちの子どもが大人になることは「自分で自動車を運転する」ことが特権になるかもしれない。今まで当たり前だったころが大分変わる時代がすぐそこまでやってきています。

ジャーナリストキャンプ2016石巻に参加して書いた記事がYahoo!ニュースに掲載されました。

「芸能人古着ビジネス」はなぜ撤退するのか 被災5年後の石巻で見た支援活動の終わり方(Yahoo!ニュース) – Yahoo!ニュース
震災復興には長い時間がかかる。東日本大震災の津波で被害を受けた地域は、ガレキの片 – Yahoo!ニュース(Yahoo!ニュース)

私が担当した記事がYahoo!ニュースさんに公開されました。ジャーナリストキャンプ2016石巻に参加した成果です。苅田デスクに夜遅くまで編集して頂きました。ありがとうございます。

ゴールデンウィーク後にお目に掛かった方から「石巻行ったの?」「5日間居たの?」などお声がけ頂きました。「復興支援活動を終えた方をテーマにする」というのはキャンプ応募から変わってないのですが「終わる」という言葉が大きかったんだなと痛感。さまざまな終わり方があり、取材して貰える方を探すのが大変でした。ぜひ読んで、シェアしてください。