4月28日から5月2日まで5日間、ジャーナリストキャンプ2016石巻(日本ジャーナリスト教育センター主催)へ行ってきました。参加者14名、デスク5名、日本ジャーナリスト教育センター運営スタッフ、ヤフースタッフという顔ぶれ。実際の合宿は2泊3日なのですが、0日目に津田大介さんの講演があったので前泊し、取材のアポイントが5月2日で取れたので延泊しました。
あっという間だったような1ヶ月くらい行っていたような不思議な5日間でした。ジャーナリストの「精神と時の部屋」みたいな合宿です。
自分は普段様々な立場でのタスクを抱えていて、常に同時並行で思考し、行動しているのですが「これだけをしっかりやりなさい」と1つの仕事をずっと考え、品質を上げ、成果を出すように指示される日々はいつぶりだろう?と記憶にないくらいの体験でした。いかに毎日を色々なことに追われ慌ただしく過ごしていたのかと再認識しつつ、1つのことだけに集中できるのはなんて楽しいんだとも思いました。
きつかったといえばその通りですが、同時に超楽しかったです。「また合宿に参加したいか?」と聞かれると正直悩みますが・・・。
合宿は、昼間は自分が設定したテーマに基づいた取材を石巻で自由に行い、ヤフー石巻復興ベースへ戻り、自分のデスクと相談。その後、毎晩アベンジャーズ (※)のようなデスク陣からフィードバックを頂きました。目の前にハルクがいるボス戦でこっちの装備はひのきの棒、よくて銅のつるぎくらい。さあ戦え、いやいや、それじゃ全然ダメっすよ!とJCEJ代表の藤代さんに後ろから声を掛けられるような状態に何というクソゲーだと思ったのはここだけの話。ジャーナリストキャンプ2016石巻のキャッチコピー「自分の限界を超える記事、書きませんか?」に嘘偽りはありません。限界の更に限界を求められることはどこかに注釈を入れておいた方が良いかもしれません。
帰れないことは分かっているけど帰ってやろうかと一瞬思うこともありましたが、それでもやってこられましたし、何としても成果を出すんだと思っているのは、第三者の目から的確な指示を出してくれる苅田デスクとチームを共にしている武富さん、森廣さんがいるからです。このチームで良かったと本当に感謝です。
フィードバックでズバッと切られておそるおそる個別相談に伺ったら丁寧に指摘頂いた開沼デスク、『記者の仕事は「ああ、そうだよね」と多くの方が思って貰える言葉を当てはめることでもあるんだよ』と話してくれた與那覇デスクのエピソードなど、他にも書きたいことはありますがとりあえずこの辺で。
最終原稿締め切りが16日なのでそれまで本業やりつつ、こっちに集中したいので色々ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします>心当たり
※苅田チーム 武富さん曰く「そうそう!そうだよね!」と同意しまくりました。
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