国の文化審議会は17日、東日本を代表する中世の密教寺院である「鑁阿(ばんな)寺」(足利市家富町)の本堂を国宝に指定するよう文部科学大臣に答申した。正式に指定されれば、県内での国宝誕生は56年ぶり、建造物としては61年ぶりで、県内で17件目となる。(読売新聞より)
今回の朗報で私たちが考えなければならないのは、「歴史的に価値がある」と「観光地として魅力的」は別物だということです。
鑁阿寺は前者で国宝になったわけで、後者で国宝になったわけではありません。
もし後者であれば国宝にならなくても観光客は既に大勢やってきてると思いませんか?
現状、栃木県の観光統計を見ると実は足利学校よりも鑁阿寺の方が来訪者が多いですが、それでも他所と比べると「観光地として魅力的」ではないわけで「国宝になったので、行ったけどがっかりだった」などとブログやTwitterに書かれるのではないかと思うのです。
「国宝になったから客がいっぱい来るぞ、さぁ売るぞ」という考え方ではなく、20年前の太平記ブーム(大河ドラマ)が足利にはあったわけですから、その時のデータや反省点などを生かすことや、最近のソーシャル的な活動にもつなげる形でやっていくことが大切だと思います。
20年前と今は違います。今は市民がソーシャルメディアを使って横に「つながり」「つたわる」環境があり、そこから何かが「つくりだせる」ことができます。
このチャンスを「たにんごと」とは思わず「じぶんごと」として何かを始めてみませんか。NPO法人コミュニケーション・ラボはそのお手伝いをITを使ってできます。
10万人の観光客を満足させるのではなく、その日に会った何人かの観光客が「足利に来て良かった」と思ってくれることで十分なのです。そういう活動が足利で増えて広がっていけば結果的にたくさんの人々が来て良かったと思ってくれる街・場所になります。
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